2020-01-01から1年間の記事一覧
猫を飼っておられる方ならご存知だろうが、彼らは飼い主と目が合ったとき、ゆっくり瞬きをする習性がある。 気になって調べたところ、猫の目は構造上乾きにくく、あまり瞬きをする必要はないのだそうで、敢えてこれをするのはいわゆる愛情表現というヤツらし…
朝、眼鏡を洗浄してもらう為だけに眼鏡市場に行く。店員さんが朝から相変わらずの色気を振りまいていた。あの妙な色気の答えは香水にあると個人的には睨んでいる。 帰り道、お爺さまから話しかけられる。「暖冬だから近く地震が来る」と歯のない口から熱弁を…
「ねぇねぇ、山椒魚くんはどんな女の子が好きなの???」 「えー、ぼく、わかんないや」 「なんでー?隠さなくてもいいじゃん!」 「うーん、じゃ誰にも言わないでね」 「約束する!」 「えーっとぉ、美人で背が高くて、周囲に違和を感じてて浮いてて、本人…
学生のとき一度だけ、夜の店に行った。 夜の店と言っても京都は規制が厳しいらしく、一般に想像されるようなのは余り多くない(まぁ無いとも聞かないのだが)。私の行った店も、お酒を飲んでちょいちょいっと遊ぶような、社会見学程度のものだった。 私はそ…
人手が足りないという話を耳にする。辞める分はどんどん辞めて、一方で入ってくる人間が居ない。 足りない分は外国人を横滑りさせるとして、ではその浮いた人間はどこへ行ったのかというと、海外のホワイト企業へ出たり理想の条件を求めて職安に出たり、怖く…
部屋の中で発見された筆者(の一部)のスケッチ この数年来、筆者は彼らの始末に手を焼いている。反抗期を迎えた中学生よろしく、隙を見ては脱走を図り、しかも、あと先考えないものだから行き着くあてもなく、後日「おやおや」と思いがけない場所から顔を覗…
先天的にお姉ちゃん子気質を持つ私はお姉ちゃん研究家という履歴書には書けない肩書を持つ。生き別れた姉を名乗る女性が現れてくれまいかと、眠れぬ夜をいくつ越してきたか知れない。 もはや多くは望まない。高望みはしない。 背が高く、深い知性と底知れぬ…
年が明けている実感がわかない。1月は休みが少ないからだろうか。 巷では成人式を迎えた若者が風習に従い狼藉に及んだという話である。 実を言うと、個人的には新年に引き続き成人式も今年は無かったのではないかと睨んでいる。晴れ着姿も1人しか見なかった…
生物多様性という言葉をご存知か。 地球上の生物は様々な生態系を有し、それぞれが得意とする環境を持つ。地球上の環境はいつ変化するか分からないが、この生物多様性がはたらいている内は、その中から選択された次の種が繁栄する。だから現時点での有利不利…
結局寝て終わった! どこにも出かけず、炬燵と布団を往復して、妙な夢ばかり見て、偶に目覚めれば本を広げたりして、気付けば辺りが暗くなっていた。そして明日に向けこれから本式に眠ることになるのである。 書いている小説は結末付近で難航して手を出すに…
今日は待ちに待った三連休の中日である。 何をするということもない。主義主張個人的趣向その他諸々、生活における主軸を持たない私は一たび仕事という外圧から解放されるやいなや、他にすることがなくなってしまうのである。 そういえば父もそうだった。父…
去る1月3日、NHK総合で「夜は短し歩けよ乙女」が放送された。11時半スタートという、よい子は寝てしまうので視聴し難い時間であるが、山椒魚は悪い子(ども部屋おじさん)なので、起きていた。我が家にレコーダーが存在しないためにリアルタイムで視聴す…
今日は休みだった。 久しぶりに地雷を踏んだ翌日がすぐ休みということで、会社の方が少し心配な気がする。変に体が疲れているので長い連勤だった気がするが、考えてみれば正月休みが2日まであった訳で、すると一週間も働いていないのは不思議だ。やはり三時…
今日の朝刊に私についての記事が躍り出た。各紙一様にこの事件を取り上げたが、この場では、就中雄弁だった次の二紙を取り上げることにする。 【悲報】山椒魚氏、失墜する A社に勤める山椒魚氏(28)が、社長勅命の仕事四件のうち三件で失敗、社長の強い叱責…
昨日は仕事だった。今日も仕事がんばった。明日も仕事である。明後日は月曜日だ。 社会人を数年やって、いまや大学時代より長く社会を経験している。休みの少なさにはある程度勤めれば慣れると思っていたが、それでもたまに、長期休暇が欲しくなったりする。…
仕事から帰ってきて、amazon primeで松本人志のドキュメンタルを視聴する。ネクタイを緩めながら、下品に呵々大笑する。新年早々、糞みてーな1日だ。 日常は糞だが、ドキュメンタルは面白い。シーズンでいえば1、2、3、5が好きだ。下品サイコー。 錚々…
洋服を買いに隣県までお出かけした。隣県とは言え位置関係上は2県の端と端、片道140kmの大遠征である。 我ながら殊勝な提案をしたものだと思う。定めし自宅会社本屋の三角飛びするという、生粋の出不精を有言実行しているものだから、年に数回、こうしてえ…